今回お客様から注文いただいたのがこちらの「パルマ産プロシュート(生ハム)」。マスターがオーダーを頂いてからスライスするため、私たちアルバイトはマスターがうすーくうすーくスライスしているのを「おお~っ」と眺めることができるのです。今回その風景を皆様にもお届けしようと、「マスター、スライスしている写真撮らせてください!」と頼むと何やらマスターは大照れの様子。「恥ずかしいなあ~~」なんて突然恋する乙女のような恥じらいを見せ始め(!?)、髪型やら服装やらを気にする勢い。「いやいや……マスターのお肉をスライスするわけじゃないんですから…」
とはいえ、やっぱりマスターにとっては作業中の撮影はちょっと気恥ずかしかったようですね。スライスし始めの生ハムのいい香りがカメラを構える私の鼻をくすぐります!ん~いいにおい。イタリア・パルマで作られるこの生ハム、限定された豚とパルマの風土によってほかにない熟成感・柔らかさ・コクが出るのだそうです。無添加で塩のみを使用するため、自然の旨味がギュッと封じ込められています。生ハムからはほんのりチーズのような香りもして、ワインやビールにとてもよくあいます。イタリア人になりたくなっちゃう瞬間ですね!
こちらが完成したお皿の様子です。きれいに盛り付けられて、今からお客様にお出しします!そういえば生ハムと言えば私はずっと「生ハムメロン」の存在を嘘だと思っていたのですが、あれは実在の料理だったのですね!甘くて果汁たっぷりのメロンに、塩気と香り、コクのあるハム、言われてみれば良い感じにマッチしそうです。三浦飲食堂では生ハムメロンはお出していませんが、カプレーゼに同じ生ハムを添えています。瑞々しいトマトと風味ある生ハム、モッツァレラチーズのまろやかな味わいのなすハーモニーをぜひお楽しみください♪
ヤンキーの後輩と、キッチンから睨みを利かせてくるマスターの「不良のハーモニー」に絡まれ、骨身を生ハムのようにスライスされ続けるかわいそうなアルバイトのZでした><