ほそーい麺をマスターが茹でています!おっ、夏の到来を祝して夏の風物詩、ソーメン来たるか!?ミウラいっぱいに竹の流し台を巡らせて流しソーメンとかいいですね、ピリッとわさびをたくさんめんつゆに溶かして、刻みネギと胡麻の薬味もたっぷり入れて…と妄想タイムが広がっていたところ、いつの間にかソーメンちゃんは
宴会限定パスタとなってしまいました!
それもそのはず、実はこれソーメンではなく、「カペリーニ」という非常に細いパスタなんだそうです。細いため、茹ですぎるとすぐにどろどろになってしまうんだとか。絶妙な茹で加減から、水でキュッとしめて冷製パスタにする!冷たくてつるつるの舌ざわり、喉越しがたまりません。
「ソースはどんなソースなんですか?」と尋ねてみたところ、「…オリーブオイルでニンニクと鷹の爪を炒めて~」と工程を説明してくれ始めたマスター。げっへっへ、いいんですか?私、つくっちゃいますよ~~?とメモを取り始めたものの、白ワインでアサリを茹でてひらき、それからとれただしつゆを冷やして加え、自家製ラタトゥイユ(野菜のトマト煮込みです)を加え、バジルソースとバルサミコ酢を加え…と実に複雑な工程…すみません、つくれません……。
しっかりとった魚介のだしと、トマトに凝縮された野菜のうまみが味わい深いソース、どんなお酒とも相性バッチリですね!宴会限定なので、このカペリーニが食べたーい!というお客様はお料理をご注文いただく際にぜひご相談ください。日々パスタの腕を磨き、パスタのマスター、通称パスターになりつつあるマスターをパスタの冷たさとは対照的に温かく見守るアルバイトのZでした。